ハンコック、将来的なF1参入を目指す

2010年06月08日(火)
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すでに2011年からのF1参入は不可能になったとみられるハンコックだが、「2、3年」以内に再びF1参入を試みる可能性を否定しなかった。

現在F1へタイヤを供給しているブリヂストンは、今季限りで供給を終了する。ミシュラン、クムホ、エイボンも来季からのタイヤ供給を目指していたが、最終的にはピレリが来季からのタイヤサプライヤーになるとみられている。

これに対しハンコックの副社長は『Sydney Morning Herald(シドニー・モーニング・ヘラルド)』へ、ハンコックはピレリの供給終了後にF1参入を検討する可能性があるとして、こう語った。

「現在われわれには、ル・マンのチームがいくつかあり、ラリーチームもいくつかある。そして、さまざまなモータースポーツタイヤの販売をわれわれは目指している」

「将来的には、この分野でのシェアを拡大したいと思っている。非常に大きな利益を生むことができるが、ブランドとしてモータースポーツからきちんと効果を得るためには、世界ラリー選手権(WRC)か、ル・マンやF1にトップレベルで参加する必要がある」

「それなので、そういったことが将来に向けた目標になる。それには、多額の資金、多くの開発コスト、大規模な投資、そして、そういったプロジェクトを運営する経験が必要だ」

また、ハンコックの副社長は来季からF1へタイヤを供給することが話し合われたのは事実だとして、こう加えた。

「エクレストン氏がタイヤの問題を抱えていたことは、おそらくご存じだろう。彼と個人的に話したが、われわれはプログラムを進めないことを決めた」

「彼はすぐにタイヤを必要としていたが、われわれには準備できなかった」

「だが、非常にいい話し合いはできており、次回、もしくは別のチャンスに挑戦するかもしれない」

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