以前からうわさのあるロシアGPだが、2014年に初開催される可能性があるようだ。
F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは4月に、ロシアGPの開催地候補が3カ所あるものの、リゾート地であるソチから「強力なプッシュ」を受けていると語っていた。
ロシアとグルジアの国境付近に位置し、黒海に面しているソチでは、2014年に冬季オリンピックも開催される。
「彼(エクレストン)は、2014年の秋に初開催することを提案している」地域開発担当の副大臣であるユーリ・レイヤンは『Vedomosti(ベドモスチ)』へこう語った。
レイヤンは、エクレストンが「確実にレースが行われ、将来もサーキットが見放されないことを保証すれば」、すぐにロシアはサーキット建設を開始する用意があると加えている。
イメレンチンスカヤ渓谷のオリンピックパークに建設されるサーキットの建設費は、2億ドル(約183億円)だとみられる。また、F1サーキットのデザイナーとして有名なヘルマン・ティルケとの間で、すでにプロジェクトの草案に合意しているようだ。
「予算にいて話すには時期尚早だ。まだ最終的なプロジェクトにはなっておらず、今年の末までに運営委員会が設立されてからの話になる」とレイヤンは加えた。