F1サーカスは、補修されたジル・ビルヌーブ・サーキットの路面が再び問題になることがないよう願っている。
2007年や2008年など、最近のカナダGPではセッション中に路面がボロボロになるという問題が発生していた。
トロ・ロッソのセバスチャン・ブエミも、レッドブルのリザーブドライバーとして参加した2008年のことを、次のように振り返っている。
「あの時はチームが、ボロボロになっていくアスファルトに苦しめられていたのを覚えているけど、その大部分は再舗装されているだろうね」
ブエミが語るように、F1が開催されなかった昨年、シェル・ビチューメンの協力により、大規模な再舗装が行われた。シェル・ビチューメンの製品は、セパン、サヒール、シンガポール、ホッケンハイム、ニュルブルクリンクなどでも使用されている。
レースが開催される時期は暖かいものの、モントリオールでは冬の寒さが厳しく、降雪も多いことから路面の問題が大きくなったとの見方が強い。
しかし、暖かくはなるものの、予選が行われる12日(土)には雨の確率が高いとされており、13日(日)も雨になる可能性があるという。