2011年からF1へ単独でタイヤを供給する契約は、ピレリが勝ち取ったようだ。
トルコGP前にも同様の報道があったが、土壇場での契約獲得を目指し、ミシュランがイスタンブールのパドックで各チームとミーティングを行ったこともあり、トルコGPでは契約が発表されることはなかった。
そして、レースのなかった先週にも交渉が行われ、ピレリが来季からの契約を確保したようだ。
トルコGPの前に報じられたとの同様に、今回も複数のイタリアメディアがタイヤサプライヤー決定の報道を行っている。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙も、現在は最終的な調整が行われており、今週末までに契約に署名が行われると報じた。
トルコGP前の報道では、2011年から2013年までの契約になり、各チームが1シーズンあたり100万ユーロ(約1億1,000万円)を支払い、全チームへ平等なサービスが行われ、ドライタイヤのコンパウンドが3つのみになるとされていた。
また、少なくとも当初は、現在のブリヂストンと同じ13インチのリムサイズが採用されるものの、長期的にはホイールのリムサイズを大きくし、偏平率の低いタイヤを導入することも検討されているとのことだった。
さらに、現在GP3やWRC(世界ラリー選手権)にもタイヤを供給しているピレリが、来年はGP2へもタイヤを供給することになる可能性が高いともされていた。
ピレリが最後にF1へタイヤを供給したのは1991年のことだった。