2011年からのタイヤサプライヤーが発表されるには、数週間かかる可能性がある。ピレリのマルコ・トロンチェッティ・プロベラ社長が8日(火)にこう語った。
前戦トルコGPの際にはミシュランが最後の妥協案を提示したとも言われているが、ピレリが来季からのタイヤサプライヤーになるとみられている。
F1の最高権威バーニー・エクレストンは、タイヤサプライヤー決定が遅れていることに不満を示しながらトルコを後にしていたものの、チーム側は数日以内に結論が出るだろうと語っていた。
「すでに非常に遅れているので、今週に結論を出す必要がある」イスタンブールを出発する前、フェラーリのステファノ・ドメニカリ(チーム代表)はこうコメントしている。
だが、F1関係者が続々とカナダへ向かっている中、今週末もタイヤに関するミーティングが複数回行われることが明らかになった。しかし、プロベラはあと数日で結論が出ることはないと予想し、こう述べた。
「結論はすぐに出る。数ヶ月ではなく、数週間で出るだろう」
また、統括団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は『Le Parisien(パリジャン)』紙のインタビューに応じ、タイヤサプライヤー決定の道のりが、もう少し残っていることを示唆した。
「選手権の商業プロモーター、バーニー・エクレストンとともに、(FIAが)すぐに入札を開始する」
「FOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)は自分たちが決めたと言うかもしれないが、最も声の大きいものが最も大きな力を持っているわけではない」とトッドは語った。