チーム内での対立が大きな話題になったレッドブルについて、マーク・ウェバーがナンバー2ドライバーであることは明らかだとニキ・ラウダが語った。
トルコGPで起きたチームメート同士のクラッシュに関してチーム首脳は当初、セバスチャン・ベッテルを擁護してチームメートのマーク・ウェバーを非難する姿勢を見せた。
また、ドイツでの報道によると、ベッテルがオーバーテイクを仕掛ける直前、チーム代表のクリスチャン・ホーナーが「抜け!」と口を動かしている映像も残されているという。
そのため、チーム側はベッテルでのタイトル獲得を希望しているとの憶測が広がったが、ラウダも同じような印象を受けたようで、『spox.com』へこう語った。
「ウェバーがナンバー2だと思っていた者は、よく事情を把握していたようだ」
「レッドブルはレースをコントロールしようとしたから、こうなってしまった」
また、レッドブルはベッテルとウェバーを対等に扱っていると語るものの、マルコはナンバー1を決めるほうが戦略的には楽だとして、次のようにコメントした。
「だがそれは、チームの精神に反する」
ラウダも、「チームにしてみれば、ウェバーに(クラッシュの)責任があるということになるんだろう。彼らはベッテルが前に出ることを望んでいたのだからね。だがそれはチームオーダーになり、認められないことだ」
さらにラウダは、明らかにチームが後押ししているベッテルではなく、ウェバーが15ポイント差で選手権をリードしている現状の難しさを、こう指摘している。
「チームとしては、1人のドライバーに集中するほうが合理的だが、通常は前にいる方が優先される」
一方のウェバーは、2日(水)にTwitterで次のようにつぶやいていた。
「なんてことだ。みんな、サポートをありがとう。スポーツでは、驚くようなことも起きるけど、だからこそ愛されているんだよね!」
「カナダに向けて、おとなしくしているよ」