ルノーのチーム代表エリック・ブーリエは、Fダクトを近々開催されるグランプリでお披露目できるだろうと考えている。
今季の初め、エンストンに拠点を置くチームは、革新的なシステムに着手しないと語っていた。
しかし、ルノーのライバルであるメルセデスGPやザウバー、ウィリアムズ、フォース・インディアは、マクラーレンがいち早く投入したFダクトのシステムを開発。ブーリエは4月に、チームがFダクトの開発について「取り組んでいる。フルタイムで作業を続けている」と明かした。
フランスの『Auto Hebdo(オート・エブド)』は、Fダクトのデビュー日は決まっていないと伝えている。しかし、約2週間後にモントリオールで開催されるジル・ビルヌーブ・サーキットのロングストレートは、有意義な効果が出ることが予想される。
「私は、Fダクトがすぐにテストされるだろうと話すことができる」とブーリエが認めた。「われわれは、すぐにそれを使うつもりだ。しかし、レースに投入する前に、100%機能することを確認したい」と続けた。
新規チームを除く既存チームで、Fダクトに取り組んでいないのは、トロ・ロッソだけとなった。