フランスのGP2チームARTが、単独でF1へ参戦するのではなく、既存チームであるザウバーと合併する可能性があるようだ。
統括団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長の息子ニコラが率いるARTは、2011年からのF1参戦に向けてエントリーを申請している。
しかし『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』の報道によると、ARTは他にもF1に参戦する方法を検討しており、その中には資金難に苦しむザウバーと合併することも含まれているようだ。
『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』紙によると、ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは、「強力で安定したパートナーを見つけ、再び表舞台から退く」ことを希望しているという。
ARTとザウバーの合併は、来季からの参戦が有力視されているもう1つのチーム、エプシロン・エウスカディにとって朗報になるだろう。
エプシロン・エウスカディはすでに最先端の施設を持っており、その風洞施設の能力の高さはル・マン参戦によって証明されている。
「われわれには、否定することのできない大きな武器があると思う」とエプシロン・エウスカディを率いるホアン・ビラデルプラットはコメントした。