モントリオール市の監査役ジャック・ベルジェロンの報告によると、老朽化した水道管がカナダGPを脅かすことになる可能性があるという。
『Montreal Gazette(モントリオール・ガゼット)』が掲載している報告の概要によれば、イル・ノートルダム人工島に水道管システムが敷かれたのは1960年代のことで、1967年のモントリオール万国博覧会に向けたものだったようだ。
ノートルダム島にはジル・ビルヌーブ・サーキットがあり、今年も6月にカナダGPが行われる。
監査報告によれば、2003年から2008年の間に32回の水道管破裂があり、破裂によって「F1イベントが危険にさらされる可能性がある」とのこと。
また、カナダGPの新プロモーターであるフランソワ・デュモンティエは、まだ2010年のレースでのタイトルスポンサーが決定していないことを認めた。
『La Presse(ラ・プレス)』は、これによって400万ドルから500万ドル(約3億6,000万円から約4億5,000万円)の資金が不足すると推測。国内や地域内の大企業は「この素晴らしいイベントにもっとも目を向けるべきだ」と語るデュモンティエのコメントを掲載した。
だが、今年のカナダGPには明るいニュースもある。デュモンティエによると、最後にカナダGPが開催された2008年と比較すると、チケット販売が12%増加しているようだ。