ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は再びタイトルを取りたいのなら、自分の中にあるアグレッシブな面を抑えるべきだ。
こう語っているのは、F1界での経験が豊富であり、来年からのF1参戦が有力視されているエプシロン・エウスカディのチーム代表ホアン・ビラデルプラット。ビラデルプラットは、『El Pais(エル・パイス)』紙のコラムでさらに続けた。
「ルイス・ハミルトンは彼自身のポテンシャルを最大限に引き出すため、もう少し落ち着くべきだ」
「私は彼がF1でトップ3に入るドライバーだと思っている。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)やフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)と同じレベルだ」
スペインGPでハミルトンは2番手を走行し、ドライバーズ選手権で2位に浮上することも見えていたが、タイヤにトラブルが発生。グラベルでレースを終えることになった。
ハミルトンはタイヤのトラブルに見舞われることが多いが、ハミルトン本人も2007年のF1デビュー以来「大抵の人が人生の中で経験するよりも多い」タイヤトラブルを経験したと驚いている。
ビラデルプラットはこう加えた。
「日曜(9日)の彼に起きたトラブルの原因について話しているのではない。だが、彼の歴史を振り返ってみれば、アグレッシブな走りの結果として、彼が最も激しくタイヤを消耗させているドライバーの1人であることが示されている」
「そして今は、50周以上もの走行にタイヤは耐えなければならないので、数多くの問題につながる可能性がある」