2010年シーズンも5戦が終了したが、2009年のポイントシステムをこれまでの5戦に適用した場合、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がドライバーズ選手権をリードしていた。
2010年シーズンに向け、統括団体FIA(国際自動車連盟)はポイントシステムを変更し、ポイント獲得を上位8台から10台に拡大、レース優勝者と2位のポイント差も大きくした。
だが、アロンソの母国スペインの『Diario AS(ディアリオAS)』紙は、昨年のポイントシステムを適用した場合、アロンソがジェンソン・バトン(マクラーレン)に1ポイント差をつけて選手権をリードしていたと報じている。
しかし現在は、バトンが選手権トップになっており、2位につけるアロンソとの差は3ポイント。バトンが今シーズンは2勝を記録している一方で、バトンよりも安定した強さを見せるアロンソが記録したレース優勝はバーレーンでの1勝のみだ。
バトンは『Diario AS(ディアリオAS)』紙へ、昨シーズン終了後にマクラーレンへ移籍したときには、5戦を終了した段階で選手権をリードしているとは思わなかったとして、こう語った。
「序盤5戦での僕の目標は、クルマに馴染んで適応することだった」
「この段階で選手権をリードしているのは最高な気分だよ。でもまだ始まったばかりだからね。選手権はまだ長いし、とても厳しくて接近した戦いになるよ」