2010年のF1開幕戦バーレーンGPのレース展開が退屈だったとして大きな話題になっているが、感情的な反応をせずに、もう少し様子を見る必要があると語るドライバーもいる。
バーレーンGPで優勝したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は当初、今後も退屈なレースが続くシーズンになると語っていたが、こういったコメントは「性急なものだった」と23日(火)に語った。
「ルール変更について話すには、まだ早すぎるよ。感情的にならず、もう数レース様子をみて、状況を確認する必要がある」
「常にルールが変わっていては、ファンが混乱してしまうからね」とアロンソはコメントした。
アロンソが語るように、バーレーンGPのレース展開に対する報道が過熱していたのも事実だ。ジェンソン・バトン(マクラーレン)も『Sun(サン)』紙へ次のように語っている。
「興奮するのはやめようよ。もしこれからの2レースも退屈なものだったら、そのときはF1として何ができるのか考える必要がある」
「去年はこれまでで最高とも言えるレースが繰り広げられて、オーバーテイクもたくさんあった。でも、もしオーバーテイクが簡単になってしまったら、それに興奮することもなくなってしまう」
こういった意見がある一方で、アロンソの母国スペインのメディア関係者は、「敗者は常にルール変更を求める」とも語っている。