ルノーのビタリー・ペトロフが、モナコGPを前にした心境を語った。
Q:ビタリー、スペインでは、初めてドライのレースを完走しましたね。あなたにとって、どのような週末でしたか?
ビタリー・ペトロフ(以下、ペトロフ):いいことも、悪いこともある週末だったよ。それに今回のレースでもいろいろなことを学んだ。レース中にバランスがどう変化していくのか、どうやってタイヤを使っていけばいいのか学ぶためにも、レースを走りきってドライコンディションでの経験を増やすことが僕には重要だった。
ペトロフ:クルマの感触は一貫していて、ペースも良かったけど、ここはオーバーテイクが難しいから、ポイント獲得は難しくなる。レースのほとんどでコバヤシ(小林可夢偉/ザウバー)といいバトルをしていたけど、彼を抑えきることができた。でも、あと少しのところでポイント獲得を逃したのは残念だよ。
Q:あなたが予想していたように、F1へ適応するのはチャレンジングなことになっていますか?
ペトロフ:一番難しいのは週末を完ぺきにまとめることだね。それには経験が重要になると思う。全セッションでクルマの性能を出し切らないといけないし、週末全体に影響してしまうことになるから、ミスをすることも許されない。
ペトロフ:だからこそ、僕の成長にとってはスペインのようなレースが重要になったし、ドライでレース距離を走りきった今は自信を深めているよ。まだ改善できる部分があるのは分かっているし、クルマのすべてを理解するために、エンジニアとできるだけ長い時間を過ごすことが重要になる。
ペトロフ:1つ1つのレースが僕に何か新しいことを教えてくれるし、成長するチャンスになっている。
Q:今週末はモナコです。楽しめるコースですか?
ペトロフ:モナコのことも、あそこを初めてF1で走ることも楽しみにしているよ。GP2のときもこのコースは楽しんでいたけど、間違いなくF1の方がいいだろうね。でも、ストリート・サーキットでミスが許されないから、難しいレースになることも分かっている。
ペトロフ:それに、モナコではオーバーテイクがほぼ不可能だから、予選がとても重要になる。でも、特にQ1では多くのクルマが走ることになるから、簡単にはいかないだろうね。1回でもクリーンラップを走れれば成功と言えると思うよ。
ペトロフ:ポイント圏内でフィニッシュするには、何よりもミスをしないことが重要になる。