メルセデスGPは今週末、スペインへ持ち込んだ改良版のクルマではなく、序盤戦を戦ったクルマでモナコGPに挑む。
スペインGPでメルセデスGPは、ホイールベース延長などを行ったクルマを投入し、同チームのミハエル・シューマッハは今シーズン初めてチームメートのニコ・ロズベルグを予選と決勝で上回ることができた。
だがドイツのメディアによるとメルセデスGPは、序盤戦にロズベルグが表彰台を2度獲得した中国GPまでのパッケージをモナコで使用するようだ。低速で曲がりくねったモナコのコース特性には、古いパッケージの方が合っているとのこと。
しかし、ホイールベースの短い旧パッケージには、スペインGPで登場した板状のロールオーバー構造や左右に分かれたエンジン用のエアインテークなど、最新の空力パーツが搭載されるようだ。
「バルセロナよりも競争力が高くなると非常に楽観視している」とメルセデスGPのニック・フライCEOは『RTL』へコメントしている。