F1チーム側は、今でもブリヂストンがF1へのタイヤ供給を継続することを望んでいるようだ。
ブリヂストンは今季限りでの供給終了を発表しており、ミシュラン、ピレリ、エイボンが来年からのタイヤ供給を検討している。各チームや関係者からは、ブリヂストンの残留を望む声も出ていたが、ブリヂストンは残留の可能性を繰り返し否定してきた。
だが、バルセロナでは8日(土)、F1チームが組織するFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)の会長マーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)とブリヂストン関係者が会っていた。
8日の朝にはFOTAが会合を行っており、ここで来年からのタイヤの問題が話し合われたとみられている。
ウィットマーシュは『Motorsport-Magazin.com』へ、新しいメーカーがF1に来ることはリスクになると認めながら、「ブリヂストンはF1で素晴らしい仕事をしてきた。残留するよう彼らを説得できれば、われわれは満足だ」と語っている。
また、ミシュランは複数のサプライヤーによるタイヤ戦争復活を希望しているが、小規模チームのためにコストを抑制する必要があることからも、FOTAがタイヤ戦争復活には前向きではないとウィットマーシュは認めた。
2011年のタイヤサプライヤーについては、来週末のモナコGPで決定することが目標になっているとみられる。