F1ドライバーらが、次戦モナコGPの予選Q1を分割することを提案するようだ。
特に新規の3チームは既存チームとのペース差が大きくなっていることもあり、曲がりくねって距離も短いモナコのコースを24台のクルマが同時に走ることについて、ドライバーがトラフィックに対する懸念を示している。
「(Q1を分割することは)悪いアイデアじゃないと思うよ」現在ドライバーズ選手権トップであるジェンソン・バトン(マクラーレン)もこうコメントした。
イギリスのテレビ局『ITV』によると、バトンのチームメートであるルイス・ハミルトンも、「賢明なことだよ」とQ1を分割することに賛成しているという。
トップチームからは数秒遅いロータスに乗るベテランドライバー、ヤルノ・トゥルーリは、「モナコで大混乱になるのではなく」今のうちにこの問題を話し合ったほうがいいと語り、こう続けた。
「僕は遅いから、誰かを邪魔することになると思う」
その一方でフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、トラフィックで大混乱になる可能性があると認めながらも、Q1を変更するべきなのか確信が持てないとしており、マーク・ウェバー(レッドブル)も同様の見解を示した。
「ブラインド(コーナー)なんだよ。かなりの速く前のクルマに追いついてしまう。セッションを分割するのは好きになれないけど、利益のあることかもしれない」
「助けになるかもしれないけど、僕たちはきちんと対応できると思うよ」とウェバーは話している。