レッドブルやメルセデスGP、フォース・インディアなどが保有する豪華なモーターホームが、ヨーロッパラウンド開幕戦となるスペインGPのパドックには登場していない。
開幕から続くヨーロッパ外でのレースが終わると、例年スペインGPのパドックで初めて各チームの豪華なモーターホームがそろっていた。
しかし今年のスペインGPは、F1で最も格式高いレース、モナコGPの前週に開催される。
巨大な設備になっているモーターホームを分解してモナコまで輸送する時間的な余裕がないため、レッドブルやメルセデスGPはスペインGPへ別のホスピタリティ用設備を持ち込んだ。
レッドブルがスペインで使用しているのはテスト用のモーターホームであり、メルセデスGPはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のものを利用している。
『Blick(ブリック)』紙の報道によると、モナコの港ではすでに、レッドブルのエナジーステーションが組み立てられているようだ。
しかし、マクラーレンのモーターホーム“ブランドセンター”はバルセロナのパドックにそびえ立っている。だが、改装されたフォース・インディアの3階建てモーターホームは、トルコGPまでお目見えしないとのこと。
「改造された新モーターホームは直接トルコへ向かうが、われわれはスペインとモナコで仮のモーターホームを使用する」とフォース・インディアのチームマネジャー、アンディ・スティーブンソンは語っている。