ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がスペインGPで見舞われた左フロントのトラブルは、ホイールリムが原因になっていたとマクラーレンが認めた。
スペインGPで残り2周になったとき、2番手を走行しているハミルトンの左フロントタイヤがパンクし、コースオフしたハミルトンはグラベルでレースを終えた。
ブリヂストンは、タイヤがトラブルの原因になったわけではないとする初期的な見解を示しており、石などの異物がホイールリムに挟まったことが原因になったとの見方が強まっていた。
マクラーレンはクラッシュしたクルマのパーツを調査していたが、その結果、トラブルの原因はパンクではなく、ホイールリムだったことが判明したようで、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュが次のように語っている。
「現地でも言ったように、われわれはパンクやタイヤのトラブルによって空気が抜けたとは思っていなかった。リムが空気漏れの原因になったことをすべての証拠が示している」
「リムのトラブルについては、現在調査中だ。デブリ(脱落したパーツや石などの異物)が関連したものかもしれないし、ホイールナットが十分に締まっておらず、曲がったのかもしれない」
「今分かっていることは、リムにトラブルが起きたということだ。おそらく、どこかの段階での人為的なミスが原因になったのだろうが、それが空気漏れとアクシデントにつながった」