ペトロフ「さらに上を目指している」スペインGPプレビュー

2010年05月05日(水)
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ルノーのビタリー・ペトロフが、スペインGPを前にした心境を語った。

Q:ビタリー、F1で4戦を経験しましたが、これまでのF1キャリアをどう評価しますか?

ビタリー・ペトロフ(以下、ペトロフ):初めはかなり厳しくて、序盤の3戦ではチャンスを逃していたこともあった。いろいろな理由から、ものごとが僕にとっていい形にならなかったんだ。

ペトロフ:オーストラリアではミスをしてしまったし、バーレーンとマレーシアではクルマに問題があった。中国でレースを完走して初めてポイントを獲得したのは最高な気分だったし、序盤戦での失望の埋め合わせになるものだった。でも、僕はいつもさらに上を目指しているし、7位でフィニッシュできたから、もっと上のポジションを目指していく。

Q:レース距離を走りきることは、どれほど価値のあることでしたか?

ペトロフ:上海ではとても多くのことを学べたよ。特に、路面の状態が変化していくウエットのレースだったからね。レースのスタート時には天候がどうなるのか分からなかったから、タイヤを交換する必要があるのか確認するため、無線でチームと連絡を取り合いながら戦略を決めていった。

ペトロフ:それに、タイヤをいたわることの大切さも学んだし、レース終盤の僕はかなり速くて、シューマッハ(ミハエル・シューマッハ/メルセデスGP)やウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)と戦うことができた。彼らはタイヤに苦しんでいたんだ。終盤はとても楽しかったし、レースが終わって欲しくなかったよ!

Q:あなたは最近、ルノーは家族のようだとおっしゃっていましたね。チームとの関係はどのようなものになっているのですか?

ペトロフ:そのとおりだよ。チームは大きな家族のようになっていて、僕もその一員であることにとても満足している。うまく協力できているし、彼らはいつも、僕が成長する手助けをしてくれている。

ペトロフ:以前にも言ったけど、チームの意志がとても固いことに僕は最も感銘を受けたし、レースごとにクルマを進化させるため、とても多くの人が懸命に働いているんだ。ガレージ内の雰囲気は最高だし、全員が全力を出し切っていることが感じられるよ。

Q:バルセロナへ向けた準備が行われていますが、バルセロナはあなたも経験の多いサーキットですね。レースを楽しみにしていますか?

ペトロフ:あそこでは、GP2で何度もレースしたし、冬の間にテストもしていた。全チームがうまく準備してくるサーキットで、それぞれのクルマの差はとても小さくなると思う。

ペトロフ:2月にあそこで行ったテストではいい走りができなかったけど、レースでは天候やトラックのコンディションが変わって、僕たちにもうまくやるチャンスがあることを願っている。とても難しいサーキットで、オーバーテイクはほぼ不可能だよ。だから、予選がとても重要になる。

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