ルノーのロバート・クビサが、スペインGPを前にした心境を語った。
Q:ロバート、開幕してから4戦を戦いましたが、シーズン序盤をどのように評価していますか?
ロバート・クビサ(以下、クビサ):序盤の4戦には、前向きなことが多くあったと思う。シーズンが開幕する時、もしくはバーレーンの後にでも、僕が40ポイントを獲得して、トップ5で3回フィニッシュするなんて言われたら、とても喜んでいたと思うよ。
クビサ:ただ、フラストレーションがたまることもあった。上海では、レースの中盤にセーフティカーが導入されて、表彰台を逃すことになったからね。でも、これもレースだってことを受け入れないといけない。運が味方をすることもあれば、その逆もあり得るんだから。
Q:チームが続ける開発によって、あなたはメルセデスGPのすぐ後ろにつけていますね。進歩を確認できて、モチベーションも上がるのではないですか?
クビサ:チーム全体が懸命に働いているし、僕たちがレースでチャンスを最大限に生かしているのはいいことだよ。でも、現実的になることも大切なんだ。前のグリッドを獲得して、普通のコンディションの時も常にレッドブルやマクラーレンと戦えるようになるには、まだ大きく進化する必要がある。
クビサ:ヨーロッパに戻ると、いつも多くのチームが大幅な改良を予定しているからバルセロナでの次のレースは、僕たちにとって大きな試練になるだろうね。
Q:バルセロナで勢力図が変わり、他のチームがあなたの前に出てしまうと思いますか?
クビサ:バルセロナでは、常にそういったことが予想されるし、多くのチームが新しいパッケージには大きな期待を寄せている。僕たちは大きな改良を予定していないけど、少しずつクルマを進化させ続けていく。序盤の4戦で僕たちがやっていたようにね。
クビサ:他のチームと比べてどうなのか、確認してみないといけない。シーズン開幕時と比べて、勢力図が大きく変わるんじゃないかな。
Q:今週末の目標は何ですか?
クビサ:どのドライバーも、チームもよく知っているサーキットだから、厳しい戦いになると思っているよ。全チームが万端に準備を整えてくるし、いつもポテンシャルをほぼ出し切る。レースでポイントを争うためには、僕たちも最大限のパフォーマンスを発揮することが大切になる。