スーティル、「ドライバーとして成熟した」

2010年05月05日（水）

エイドリアン・スーティル（フォース・インディア）は、チームを率いていく準備が以前よりも整ったと語っている。

スーティルは、フォース・インディアがミッドランドやスパイカーだった時代からチームに在籍しているが、今シーズン開幕前には他チームとも交渉を行っていた。

だがスーティルは、『spox.com』へこう話している。

「今となっては、契約を延長して良かったと思っているよ」

「この4年間で、チーム内での僕の影響力はとても大きくなった。スパイカーとの1年目はあまりうまくいかなくて、快適には感じられなかったんだ」

昨シーズンの中盤から、フォース・インディアは特に高速サーキットで非常に高い競争力を発揮していたが、後にフェラーリへ移籍した当時のチームメート、ジャンカルロ・フィジケラのほうがスーティルよりも強力なパフォーマンスを見せていた。

これについてスーティルは、速いクルマを得たチームを率いていく準備ができていなかったと認める。

「いいクルマを与えられるという状況に放り込まれたけど、表彰台フィニッシュをできるチャンスがあるという状況にどう対応すればいいのか分からなかった」

「過剰にプレッシャーを感じることや、焦ってしまうことがあって、それがバカバカしいミスにつながった」

「学習するための経験になったし、僕は学習したよ」

スーティルが話すように、今シーズンこれまでスーティルは、チームメートのビタントニオ・リウッツィに予選で一度も負けていない。

「ドライバーとして成熟したと感じている」とスーティルは加えた。

エイドリアン・スーティル | フォース・インディア