フォース・インディアのビタントニオ・リウッツィが、スペインGPを前にした心境を語った。
Q:中国GPを振り返ってみていかがですか?
ビタントニオ・リウッツィ(以下、リウッツィ):フラストレーションがたまったし、今シーズンで最悪の週末だったよ。でも、悪いことの後にはいいこともやってくると願うものだよ。
リウッツィ:金曜には、期待していたようなデータを集めることができず、具体的なことが分からなかったから、厳しい1日になった。土曜のフリー走行はいいものになったんだけど、予選ではまたトラフィックに苦しめられた。Q3に進出できるようなペースだったと思うから、残念だったよ。
リウッツィ:日曜のレースも、18番手からのスタートでは厳しくなるに決まっている。ポイント獲得に向けて、スタートから積極的に行く必要があったけど、かなり難しいコンディションだったし、金曜からブレーキの温度に問題を抱えていたんだ。
リウッツィ:フォーメーションラップでブレーキを温められなくて、路面がぬれていたこともあってターン6でミスをしてしまった。ブレーキを踏んだらリアがロックしてしまって、クルマのコントロールを失ったんだ。
リウッツィ:それで終わりだったよ。スタートをうまく決められて、3台くらい抜いていたし、すべて予定通りだったから残念だった。でも、ブレーキの温度が上がりきっていないことを甘く見ていたよ。
リウッツィ:とても厳しい週末だったけど、自分たちにはポテンシャルがあると信じている。僕たちのペースがいいことは開幕戦から分かっていたからね。
Q:スペインGPを前にした今の心境はいかがですか?
リウッツィ:すべてのレースでいろいろとあるものだけど、中国ではすべてうまくいかなかった。でも、バルセロナでのレースに向けて、僕たちがかなり力強くなることは以前から分かっていた。
リウッツィ:冬の最後のテストで僕たちのペースは良かったし、このコースは僕も好きで、僕たちのクルマもこのコースの特性に合っているみたいだからね。
リウッツィ:個人的には、中国GPのことは過去のものにしたし、毎戦ポイント獲得を目指していくヨーロッパシーズンの開幕を楽しみにしている。
Q:そういった意味では、チームがスペインで予定している改良によって後押しされることになりますか?
リウッツィ:もちろん、そうなるよ。今のペースで開発を続けていくことは重要なだけじゃなくて、不可欠なことでもある。全チームが改良してくることになるから、自分たちのポジションを守るにはプッシュし続ける必用があるんだ。
リウッツィ:レースのたびに改良されているから、僕たちの空力部門も最高な働きをしているし、そのおかげで僕たちは自信を持って前向きになることができている。僕たちの調子はいいと思うし、持てるものを最大限にいかして、ポイント獲得を続けていかないとね。