シルバーストンの新レイアウトを酷評していたデーモン・ヒルが、その意見を変えたようだ。
1996年のF1チャンピオンであるヒルは、シルバーストンのオーナーであるBRDC(ブリティッシュ・レーシングドライバーズ・クラブ)の会長を務めている。
2月にシルバーストンがイギリスGPで使用されることになる新レイアウトを発表した際、「フラストレーションのたまる妥協の産物」であり、伝統あるシルバーストンの「本質的な要素を破壊する」恐れがあるとヒルは語っていた。
しかし、ヒルはその意見を変えたようで、『Daily Mail(デイリー・メール)』が次のようなヒルのコメントを掲載した。
「未来へ向けたレーストラックを造り出したと思っている。ほんとうに素晴らしいものになる可能性を秘めているようだ」
有名なブリッジを通らなくなる新レイアウトでは、760mのインフィールド区間が新設されることになるが、これは当初MotoGPの開催を目的にしたものだった。
「われわれは、彼ら(ドライバー)にとって挑戦しがいのある、エキサイティングなコースをデザインできた。これによって彼らは、今まで以上にここでのレースが好きになるだろう」とヒルは加えている。