スペインGP、噴火の影響なく開催へ

2010年04月23日(金)
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アイスランドでの火山噴火による火山灰の影響で、当初はキャンセルになる可能性もあるとされたスペインGPだが、問題なく開催できそうだ。

各チームのクルマを含めたF1の機材が上海を出られない状況になり、いつ機材をヨーロッパへ戻せるのか予測もできなかったため、次戦スペインGPがキャンセルになる可能性も指摘されていた。

しかし、この数日間で複雑なルートをたどりながらF1関係者もヨーロッパに帰ることに成功し、アイスランドの火山はいまだ噴火活動を続けているものの、火山灰による影響もおさまり、ヨーロッパの空港や空路も正常化に向かっている。

中国国際航空は、ヨーロッパへのフライトを再開したと発表。ヨーロッパでの航空管制などを調整するユーロコントロールも、次のような声明を発表している。

「ユーロコントロールは今日(21日/水)、ヨーロッパ空域で約2万1,000便が運行されると予想している。通常の水曜であれば、2万8,000便が運行される」

スペインGPの舞台シルクイート・デ・カタルーニャの責任者ラモン・プレデラスは、スペインGPに向けて「準備はすべて整った」と語り、こう『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』へ続けた。

「準備は整っており、通常通りに作業を続けている。われわれに火山灰の影響はなかった」

プレデラスはさらに、昨年の同じ時期と比べると、チケット販売は10%高くなっていることも明かした。

F1の貨物を搭載した飛行機は、無事にスペインのビルバオに到着したとみられており、21日には各チームのトラックが空港へ向かっていた。

また、F1最高権威バーニー・エクレストンのプライベートジェットにはミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が同乗すると報じられていたが、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)もこの飛行機に乗ったようだ。

ロータスがチャーターしたエアアジアのフライトも、クアラルンプールからヨーロッパに到着しており、チューリッヒに到着したニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)もイギリスの自宅を目指している。

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