マーティン・ブランドル、スチュワードが甘すぎると指摘

2010年04月21日(水)
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元F1ドライバーの解説者マーティン・ブランドルが、F1のスチュワードは甘くなりすぎていると指摘した。

スチュワードの裁定をより信用度の高いものにするため、経験豊富な元ドライバーが今年からスチュワード団に加わることになった。これまでのレースでは、アラン・プロスト、トム・クリステンセン、ジョニー・ハーバート、アレキサンダー・ブルツがスチュワードを務めている。

ブランドルは、ここ数年に見られたような「残忍で、時には理解しがたいようなペナルティー」はなくなったと認めているものの、現在のスチュワードは寛大になりすぎていると語った。

1996年に現役を引退ているブランドルは、解説を務める『BBC』のコラムで、中国のピットレーンでバトルを繰り広げたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とルイス・ハミルトン(マクラーレン)はペナルティーを受けるべきだと書いている。

「2人とも戒告処分になったが、これはどういう意味だ? 戒告はいつまで続き、何回戒告を受けたら実際のペナルティーが科されるんだ?」

「私が先週末にスチュワードじゃなくて、彼らは幸運だった。私だったら次のバルセロナで数グリッド降格させることを、強く勧めていたよ」

「今回の裁定によって、非常に危険な前例が作られてしまった」とブランドルは非難した。

またブランドルは、セーフティカー導入からレースが再開される際、過度に減速していたとして中国GPに優勝したジェンソン・バトン(マクラーレン)もペナルティーを受けるべきだと主張している。

「以前私が在籍したマクラーレンでは不人気なスチュワードになってしまうだろうが、この仕事は人気を争うものではない。何かしらのレフェリーに聞いてみれば分かることだ」とブランドルは加えた。

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