F1関係者、中国のネット検閲をくぐり抜ける

2010年04月14日(水)
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F1でも急速に広まっていたTwitterによる情報配信が、今週末の中国GPでは減ってしまうかもしれない。

特にオフシーズン中は、ドライバー、チーム首脳、チームのPR部門、メディア関係者、その他のF1関係者などが急速な成長を見せているTwitterを使った情報配信を行っていた。

しかし、中国政府はインターネット上の多くのソーシャルメディアを禁止し、アクセスをブロックしており、2009年からはTwitterもその対象になった。

しかし、この規制を回避する方法は存在している。ヒスパニア・レーシングのカルン・チャンドックも上海からTwitterに投稿しており、3人の「とても親切な」ファンが空港で出迎えてくれ、Twitterを使う方法を教えてくれたという。

また14日(水)には、マクラーレン、マイク・ガスコイン(ロータス/チーフテクニカルオフィサー)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ヘイキ・コバライネン(ロータス)など、多くのF1関係者が上海からつぶやいている。

3万人いると推定されている中国のインターネット警察が、このようなネット関連法の違反についてどのような対応をするのか、現段階ではまだ明らかになっていない。

ヴァージンの公式Twitterを担当しているスタッフは、「(2010年の)中国ではおとなしくして、来年に向けてうまい方法を考えるべきだろう」と語っている。

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