FIA、「いかなるライドハイト調整もレギュレーション違反」

2010年04月09日(金)
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F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が、パルクフェルメ・ルール適用中にライドハイトを調整するシステムはレギュレーション違反だとルールの明確化を行った。

F1ではパルクフェルメ・ルールが導入されており、この間はクルマのセッティングを変更することが禁じられている。しかし、レッドブルは何らかの形でパルクフェルメ・ルール適用中にライドハイトを調整しているとされており、マクラーレンがこれを非難していた。

だが、レッドブルはこのようなシステムの存在を明確に否定。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、他のチームがこのようなシステムを使用している疑いがある場合は、抗議を行うと語っている。

レッドブルはレギュレーションの抜け穴を利用してライドハイトを調整しているとされていたが、『BBC』や『Reuters(ロイター)』通信によると、FIAがレギュレーションの解釈を明確化する文書を各チームに送付したようだ。

この文書でFIAは、ライドハイトを調整する「いかなるシステム、装置、行為も」2つのレギュレーションに違反すると書いている。

レッドブルは、圧縮ガスを利用してライドハイトを調整しているとも言われているが、FIAは「自動調整式のダンパーも」レギュレーションに違反する可能性が高いと加えた。

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