マレーシアのように「意外性のない」サーキットでは、トロ・ロッソがトップチームを悩ませることはない。トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリがこう語っている。
先週末のオーストラリアGPでアルグエルスアリは、7度もワールドチャンピオンになっているミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)を相手に大バトルを演じていた。
オーストラリアGPでは、レース序盤にシューマッハがティモ・グロック(ヴァージン)に抜き返されたことも話題になったが、シューマッハがF1にデビューした時、まだ1歳だったアルグエルスアリがレース終盤までシューマッハを抑えたことにも大きな注目が集まった。
しかし、現在のF1サーキットの多くを設計しているヘルマン・ティルケが手がけた1つ目の近代F1サーキット、セパン・サーキットでの戦いを前にして、アルグエルスアリはオーストラリアのようなバトルはできないだろうと語る。
「常設のサーキット、特に、コース幅が広くて安全で、意外性のないティルケのサーキットでは、僕たちはポイントを獲得できないよ」
「でも、僕たちも大きく離されていないし、すぐに空力も改良されるから、これで大きく前進できると確信している」とのアルグエルスアリのコメントを『Europa Press(ヨーロッパ・プレス)』が報じている。