ヴァージンのテクニカルディレクターであるニック・ワースが、自身の会社がヴァージンの2010年型車のデザイン変更にかかる費用を負担すると認めた。
ワースのエンジニアリング企業ワース・リサーチは、ヴァージンのクルマをデザインしている企業だ。
ヴァージンは燃料タンクの容量が不足しており、デザイン変更が必要になったが、メディアでの試算によると、これにかかる費用は100万ポンド(約1億4,000万円)だという。
この費用はワース・リサーチが負担すると報じられていたが、次のようにこの報道を認めるワースのコメントを『Telegraph(テレグラフ)』紙が報じた。
「シャシーサプライヤーはわれわれだ。つまり、われわれがチームのために修正を行うことになる。チームには費用を請求しない」
「グランプリを走りきれるクルマを提供するのは、われわれの責任だ。われわれに責任がある」
皮肉なことにオーストラリアGPの予選では、今回の燃料タンクの問題とは別の燃料ピックアップの問題が発生し、ヴァージンの両ドライバーは多めに燃料を搭載することを強いられていた。
「次から次に問題が起きる」とワースは『The Times(タイムズ)』紙へ加えた。