マクラーレン、ハミルトンは外部のマネジャーを探すべき

2010年03月29日(月)
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マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)が、同チームに所属する「もろくて注意がそれている」ルイス・ハミルトンは、外部のマネジャーを探すべきだと語った。

これまでハミルトンのマネジメントを担当していた父アンソニーがハミルトンのマネジメントから離れたため、現在はマクラーレンがハミルトンのマネジメント業務を行っている。

しかし、スチュワードを欺くような証言をしたとして大きな話題になったライ・ゲートの1年後、ハミルトンは再びメルボルンで大きな注目を集めることになった。今度は公道でバーンアウトやドリフトを行ったとして、警察に捕まったのだ。

その翌日、オーストラリアGPの予選でハミルトンはQ2で脱落しており、ウィットマーシュはハミルトンが「もろくて注意がそれている」と語り、ハミルトン本人も警察との1件で「苦しんだ」ことをウィットマーシュに認めたという。

また、長年ハミルトンのトレーナーを務め、友人でもあったアダム・コスタンゾが2010年はハミルトンに帯同していないことも明らかになっている。

ハミルトンは自身が苦闘していることを否定し、マクラーレンから完全にサポートされていると語っているものの、ウィットマーシュは『Daily Mail(デイリー・メール)』へこう話した。

「マクラーレンがルイスのマネジメントを行うべきではないと思う」

「彼には、客観的になれる、独立したマネジャーが必要だ。賢明な助言を与えられて、ルイスも快適に感じられる人材が望ましい」

興味深いことに、ウィットマーシュの上司にあたるマクラーレン・グループ会長ロン・デニスが、ウィットマーシュとは違う意見を持っていることをウィットマーシュも認めている。

「大切なのは、これがルイスの決断だということだ。彼は長期契約を結んでいるので、性急に必要なことというわけではない」

「だが、賢明な助言を与えられて、快適に感じられる人材を得ることは大切だ」とウィットマーシュは加えた。

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