シーズン開幕戦バーレーンGPが退屈だとして世界中から非難を受けた2週間後、オーストラリアGPはスリリングな展開となった。
各F1チームの首脳は、バーレーンにように退屈なレース展開になることを防ぐため、ルール変更について話し合っており、さまざまな提案が行われている。
しかし、断続的なにわか雨がエキサイティングなレースを演出したオーストラリアGP後、トロ・ロッソのフランツ・トスト(チーム代表)は、メルボルンが「5分ごとにルールを変えたがる者への教訓になった」と話した。
レース開始直後にフロントウイングを破損し、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)をなかなか抜くことができず10位フィニッシュとなり、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)にとっては失望のレースになった。
バーレーンGP後はF1の新ルールを非難していたシューマッハだが、オーストラリアGPのレース後には、次のように語っている。
「幕戦に対して少し批判があった。これはまったく正しいことなんだけど、今回のレースはファンにとって最高なものだったよ」
「今日、少しは埋め合わせをできたと思う」