マクラーレン、ハミルトンのチーム批判について釈明

2010年03月29日(月)
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オーストラリアGPでは、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がチームの戦略を非難していたが、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュがこれについて釈明を行った。

ハミルトンのチームメートであるジェンソン・バトンが早めにドライタイヤに交換する判断をし、その後1セットのドライタイヤでレースを走りきったことで優勝する中、2ストップ戦略を次のように批判するハミルトンからマクラーレンへの無線が世界中で放送されていた。

「ピットインするのは誰の判断だったの? 最悪なアイデアだよ」

『The Independent(インディペンデント)』紙は、「レース中に文句を言うのは、著しくプロフェッショナリズムに欠けること」と書いているが、ハミルトンはレース後にも戦略に対する不満をメディアにもらしていた。

「僕はもっといいリザルトを得られるはずだった。自分の走りには満足している。僕の前は全員1ストップで、僕は2ストップだったんだ」とハミルトンは話している。

これに対しウィットマーシュは、ハミルトンの一連の発言は情熱の高さを示すものだとして、次のように語った。

「それがルイスだ。彼は情熱的で、勝利が好きで、すべてをうまくやりたがる。自分自身に対して、そしてチームに対しても厳しい。ルイスはそういう人間なんだよ」

「もしルイスが失望してなかったり、頭にきていなかったりすれば、その時こそ心配になる」

マクラーレンは2ストップが最適な判断ではなかったと認めているが、最多出走記録を更新中のルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)など、他にも2回目のタイヤ交換を行ったドライバーもいた。

さらに、ドライバーズ選手権で首位に立っているフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も2回目のタイヤ交換を行うかチームと無線で話し合ったとして、こう語っている。

「それについては話し合ったけど、1セットのタイヤで最後まで走った方が早い状況だった」

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