ナイジェル・マンセルも2010年F1の数戦でスチュワードを務めるよう、統括団体FIA(国際自動車連盟)から要請されているようだ。
FIAのジャン・トッド会長は、スチュワードによる裁定のスピードと信用度を上げるため、経験豊富なドライバーをスチュワード団に加えることに決めている。
今週末のバーレーンGPでは、4度のワールドチャンピオンであるアラン・プロストがスチュワードを務め、ほかにもハインツ-ハラルド・フレンツェン、アレキサンダー・ブルツ、ジョニー・ハーバートなどもスチュワードになる。
また、1996年のチャンピオンであるデーモン・ヒルも2戦でスチュワードを務め、そのうちの1戦はモナコGPになることが明かされている。
「ドライバーがこのスポーツについて意見をするのは重要なことだ」とヒルは語った。
プロストは今後またスチュワードを務める可能性があると示唆しながら、次のようにコメントしている。
「これは実験的なことだ。どうなるのか見てみようじゃないか」
さらにプロストは、知名度と評価の高いドライバーが加わることで、スチュワードの裁定の信用度が増すという考え方に賛成している。
「そのとおりだ。ジャンはそれを求めており、そのために私も努力している」とのプロストの発言を『BBC』が報じた。