参戦断念の報道も出てきているUSF1だが、希望の光も見えてきたようだ。
18日(木)の夜には、チームの公式ウェブサイトが閲覧できない状態になっていたが、USF1側はTwitterへ次のように投稿していた。
「ウェブサーバーがダウンしたが、現在修復中だ。報道されているように消えたわけではない。続報は間もなく」
ドライバーとして発表されているホセ・マリア・ロペスへ、USF1のスポーティングディレクターであるピーター・ウィンザーが涙ながらに参戦断念を伝えられたとの報道もあった。
また、ロペスのマネジメントがすでに、カンポスなど他チームと接触しているとの情報もある。
しかしロペスのマネジメントは声明を発表し、関係者がUSF1本拠地を訪れ、その後はF1の運営を行っているFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)とも会談したことを明かした。
「昨日ホセ・マリア・ロペスSr.が(マネジャーである)フェリペ・マクゴーやビクトール・ロッソとともに、シャーロットのUSF1本拠地を訪れ、チーム首脳と会ったことをお伝えしたい」
これによりロペスの関係者は、「チームの現状をはっきりと認識した上で」ロンドンへ向かったとのこと。
「そこでまた別のミーティングが行われた。バーニー・エクレストンが社長を務めるFOMの首脳陣ともミーティングを行った。ミーティングの結果は前向きなものだった」と声明には書かれている。
その後ロペスの母国アルゼンチンの政府関係者が、USF1へはまだ支払いをしていないと『Clarin(クラリン)』紙へ語った。
また、『Europa Press(ヨーロッパ・プレス)』は、USF1がヨーロッパでの拠点にするとしているモーターランド・アラゴン責任者が、USF1が今でもプロジェクトを進めているのか分からないと語っていることを報じた。
元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは『Telegraaf(テレグラーフ)』紙のコラムで、こう書いている。
「もし彼ら(USF1)がバーレーンに2台を持ってきたとしても、大きく後れを取るだろう。彼らには何も期待してはいけない」