ヘレステスト最終日となった13日(土)、ようやくヴァージンが本格的なテストを開始した。
今回のテストは10日(水)に始まっていたが、フロントウイングが脱落するという問題が発生したため、ヴァージンは満足に走行することができず、風洞を使わずにクルマを設計するという手法を非難する声も出ていた。
10日(水)から12日(金)にかけてヴァージンが周回したのは、わずか20周程度であり、そのタイムも競争力のあるものとは言えないものだった。
「昨年のLMP1でチャンピオンになったアキュラのときのように、働けば働くほど運も向いてくる」ヴァージンのテクニカルディレクターであるニック・ワースもこう語っていた。
13日もセッション開始直後はヴァージンの新車VR-01もガレージにとどまっていたが、お昼ごろにはルーカス・ディ・グラッシが走行を始め、周回を重ねている。