ハイドフェルド、目標はF1レース復帰

2010年02月12日(金)
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メルセデスGPのリザーブドライバーになったニック・ハイドフェルドは、リザーブとしての経験を今後のレースドライバー復帰に活用していくと語った。

ハイドフェルドは、レースドライバーとしてメルセデスGPに加入するとみられていたが、ミハエル・シューマッハがメルセデスGPからの現役復帰を決めたため、リザーブドライバーとしてチームに加入せざるを得なかった。

11日(木)にテストが行われているヘレスを訪れたハイドフェルドは、シューマッハのチームメートになることで利益を得られるか質問され、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌へこう答えた。

「もちろんだよ」

「ずっとリザーブドライバーを続けたくはないし、7度のワールドチャンピオンやロス・ブラウン(チーム代表)と働くことで、何かを学べると思う。それがチームと契約した理由の1つなんだ」

「最近は多くのテストドライバーがレースに復帰している。おこがましいとは思われたくないけど、(レースへ復帰する)いいポジションにいると思う」

2010年は「1メートルも」走れそうにないと認めるハイドフェルドだが、予測には反し、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)への参戦は考えていないという。

「それを目標にはしていない。クルマの違いが大きすぎるからね」

「F1復帰するチャンスがある限りは、ドライビングスタイルを弱めるようなことはしたくない」

ハイドフェルドはロータスのドライバー候補にもなっていたようだが、メルセデスGPにレースドライバーとして加入することを期待していたためチャンスを逃したという。

「他にも数チームと契約の可能性があったけど、トップチームに入ることだけを最優先にしていた。今後も同じようにやっていくよ」

また、ジェンソン・バトンの移籍が発表されるまでは、ハイドフェルドがマクラーレンへ加入するともうわさされていた。

「精神的にも落ち着いているよ。僕にとっていいチャンスがあると思ったから、この決断を下したんだ。僕がどうこうできるようなことでもなかったしね」

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