ロータスが資金不足によってF1参戦をあきらめるとの憶測を否定した。
USF1やカンポスの参戦危機については連日報じられているが、マレーシアを中心に、ロータスも2010年の予算を確保できていないのではないかとの報道がされていた。
ロータスはイギリスにチーム本拠地を置いているが、マレーシア資本のチームであり、マレーシアの石油企業であるペトロナスからのスポンサーシップを期待していた。
しかしペトロナスは、今年からメルセデスのワークスチームとして生まれ変わったメルセデスGPのスポンサーになっている。
自動車メーカーであるプロトンやセパン・サーキットとのつながりはあるが、マレーシア政府はロータスを資金的に援助していないことを明確にしており、スポーツカーメーカーのロータスカーズもロータスチームとは一定の距離を置いている。
ロータスの参戦を疑問視する報道に対し、チームCEOのリアド・アスマットはこう『New Straits Times(ニュー・ストレイツ・タイムズ)』紙へ語った。
「もう少し信用してもらってもいいはずだ」
「今のところ、クルマを準備できている新チームはわれわれとヴァージンのみだし、われわれはバーレーンのグリッドに並ぶ」
ロータスは12日(金)にロンドンで新車発表を行う予定になっている。