ジャン・トッド、「FIA会長は1期のみで退任」

2010年02月10日(水)
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FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドは、前任者マックス・モズレーのように、何年も会長職にとどまることはないと語っている。

フェラーリの元チーム代表でもあるトッドは、昨年の10月にモズレーの後任としてFIA会長に選出された。

「私は1期だけ担当する。モズレーが16年も続けたことを考えると、頭がおかしくなりそうだ」

「他にもやりたいことはあるし、人生は短いものだからね」とトッドは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙へ語った。

プジョーやフェラーリでチーム責任者を務めていたころ、トッドは心配性であることで有名であり、つめをかむ癖があったことから、ピットウォールに座る時には指先にばんそうこうをはるほどだった。

「(FIA会長になっても)ストレスは消えない。変わっただけだ」

「プジョーやフェラーリのころと比べると、あのころはいい給料をもらっていたことだけが唯一の違いだね! その代わり、自分の情熱、そして私が愛するスポーツへ貢献するためにこの仕事をしている」とトッドは加えた。

また、モズレーは予算制限の導入を推進していたが、トッドはその導入には反対で、「レギュレーションを通じた」コスト削減のほうがいいと語っている。

「例えば、空力パッケージを1シーズンに1つしか使えないようにすればいい」

「モナコでのグリップが問題になるって? いいじゃないか。ドライバーの腕を見ることができるんだから!」とトッドはコメントした。

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