FIA(国際自動車連盟)が2日(火)にリリースを発表し、2010年シーズン開幕を前にして、いくつかのレギュレーション変更が合意されたことを明かした。
これらの変更は1日(月)のF1委員会で合意されたが、48時間以内に世界モータースポーツ評議会で承認される必要がある。
まず、以前から話題になっていたポイントシステムが変更される。
当初の発表では1位から順に25-20-15-10-8-6-5-3-2-1となっていたポイントシステムは25-18-15-12-10-8-6-4-2-1に変更となった。
グランプリ中に使用できるタイヤの本数にも変更がある。これまで、ドライタイヤは14セット使用可能だったが、これが11セットに削減された。
また、金曜日のフリー走行での走行を促進するため、2回目のフリー走行前に1セット、3回目のフリー走行前には2セットのタイヤを返却することが義務付けられた。
この他にも、ショー的要素向上のため、Q3に進出したドライバーはグリッドを決定するタイムを記録したときと同じセットのタイヤを装着してレースをスタートすることになっている。
さらに、ジャン・トッドFIA会長が環境対策技術の導入を求めており、チーム側もこれを歓迎し、これからさらなる提案が行われていくことも発表された。
今年も論争になる気配が見えてきたダブルディフューザーに関しては、175mmに規定されているメイン・ディフューザーの高さを、2011年からは125mmに引き下げることになった。
また、ダブルディフューザーを排除する複数の対策が合意されたともFIAはリリースに書いている。