ヘイキ・コバライネン(ロータス)のキャリアは勢いを失っているとの批判があるが、コバライネン本人がこれに反論した。
コバライネンは2004年、シーズンオフの人気イベント、レース・オブ・チャンピオンズでミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)を破ってチャンピオンになったことで、一気に注目を集めていた。
当時は未来のスーパースターと言われたコバライネンだが、『The Sun(サン)』紙へ次のように語っている。
「他人の考えることなんて気にしないよ」
コバライネンはルノーからF1にデビューし、その後はマクラーレンでルイス・ハミルトンのチームメートとして過ごしていたが、2010年は新チームのロータスへ移籍する。
マクラーレン在籍時、ハミルトンが7勝を記録していたのに対し、コバライネンはわずか1勝のみ。コバライネンはドライバーとしての評価を落としてしまったが、これは自身の能力を反映しているものではないと語る。
コバライネンは「マクラーレンのクルマから性能を引き出しきれなかった」と認め、こう続けた。
「自分が向上させないといけない分野なんて、特にないと思う」
「僕が予選に強くて、レースには弱いドライバーだと思っている人もいるだろうけど、それはマクラーレンだけでのことだよ」
「ルノーにいた2007年のことを見てもらえば分かるけど、レースでのパフォーマンスもかなり強力だった」