ネルソン・ピケJr.が、F1チームからのオファーを断っていたことを明かした。
昨年にルノーのシートを失った後、2008年のシンガポールGPで故意にクラッシュしていたことを告白し、いわゆる“クラッシュゲート”スキャンダルの中心にいたピケJr.だが、今年はNASCARのトラック・シリーズに参戦する。
先週にもフロリダでテストを行っていたピケJr.は、F1から離れる決心をしたと認めている。
「もし僕が望めば、(F1に)残ることもできた」カンポスへの加入もうわさされていたピケJr.はこう語り、さらに続けた。
「あるチームが僕にオファーを出してきた」
「ただ僕は、あそこ(F1)でのことに嫌気がさしていたし、もうたくさんだと思っていたんだ」
またピケJr.は、NASCARへの転向がステップダウンではないとも語っている。
「クルマの技術としては低くなっているかもしれないけど、あらゆる面で大きなスポーツだと理解していれば、F1よりも厳しいってことが分かるよ」とピケJr.は語った。