F1の最高権威バーニー・エクレストンは、ペナルティーをくつがえす判決への控訴を、FIA(国際自動車連盟)がまだ最終的には決断していない可能性を示唆した。
FIAは、2008年のシンガポールGPでドライバーへ故意にクラッシュすることを指示したとして、元ルノーのマネジングディレクターであるフラビオ・ブリアトーレと、元エンジニアリング責任者のパット・シモンズを追放処分にしていた。
しかし先週、パリの大審裁判所はFIAの手続きに違法性があったとして、追放処分の撤回を認める判決を下した。これに対しFIAは11日(月)、判決へ控訴する意思を示していた。
だが、FIAが発表した声明に書かれていた実際の文言は、「控訴の準備が進められるだろう」と、「控訴の意義はある」というものだった。
FIAの控訴についてエクレストンは、『SID』通信へこう語っている。
「彼らには(控訴の)権利がある。しかし、実際に控訴するのか分からない」