正式にチームが発足して間もないヴァージン・レーシングだが、早くもチーム代表が交代した。
1ヶ月前のチーム発表では、アレックス・タイがチーム代表として発表されていたが、ジョン・ブースが新チーム代表になることをヴァージンが12日(火)に発表した。
ブースは、チームがマノー・グランプリとして活動していたときにプロジェクトを率いていた人物であり、これまではヴァージンのスポーティングディレクターだった。
タイは、「新たな冒険」を求めて今回の決断を下したとして、次のように語った。
「あたらしいチャンスや、新たな冒険を始めるという挑戦が私の集中するものであり、興味のあることだ」
「この短い期間で、コンセプトの段階からチームを作り上げたことに誇りを持っており、ヴァージン・レーシングが信頼できて、経験豊かな者たちの手に託されると確信している」
ヴァージン・レーシングのエティエンヌ・デ・ヴィリエ会長は、新しいチーム体制ついてこう語っている。
「ジョンのレースでの素晴らしい経歴と評判は、疑う余地もなく、チーム代表という職務には欠かせないものだ」
また、レーシング・ディレクターだったグレエム・ロウドンがCEOになる。彼は、マノー・グランプリ創設者の1人であり、昨年のチーム設立に大きく貢献した人物だ」
「当初からサポートしてくれ、すばらしいエネルギーと取り組みを見せてくれたアレックスには、心からの感謝を示したい。彼が今後もこのビジネスにかかわることを期待している」