新たに生まれ変わったメルセデスGPが親会社ダイムラーからの支援を受け続けるには、レースに優勝する必要がある。
ダイムラーのディーター・ツェッチェCEOが、19日(金)に掲載される『manager-magazin.com』のインタビューの中で、このように勝利がプロジェクト継続の「条件」だと語った。
メルセデスと株主のアーバルは、2009年のタイトルを獲得したブラウンGPを買収し、ミハエル・シューマッハを復帰させるなどオールドイツのドライバーラインアップを完成させた。
しかしツェッチェは、いくらかの困難も予想されているものの、もしF1以外へ資金を投入したほうがいいという「明確な兆候」があった場合、ダイムラーは「新しい決断を下さなければならない」とも語っている。
「アーバルがわれわれとともに出資者になったという事実は、リスクを分配しているだけではなく、F1チームが自ら採算を取れるようにならなければならないというシグナルでもある」
「われわれは、ゴットリーブ・ダイムラー(ダイムラー創設者)が作った“最善か無か”というポリシーに従っている」とツェッチェは加えた。