2010年シーズンの開幕まで約1ヶ月となったが、クリスチャン・クリエンは今でもシート獲得をあきらめていない。
『DiTech Racingshow(ディテック・レーシングショー)』でクリエンは、まだ2010年のドライバーラインアップが確定していない「複数のチーム」と話し合いを続けていると明かした。
現在も空席になっているシートは、カンポスとUSF1に1つずつのみだ。
「今でも大きなチャンスがあるよ」とクリエンは『Der Standard(デア・シュタンダルト)』紙へ語っていた。
クリエンは、ザウバーやルノーと交渉していたことも明かしている。そのため、ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)やビタリー・ペトロフ(ルノー)は、クビサよりも魅力的なスポンサーシップをチームへ持ち込んだとみられる。
クリエンによると、ザウバーでもルノーでも、「最後の一瞬」までシートを獲得する可能性があったようだ。
「ルノーでは、(ペトロフ起用が)決断される24時間前まで候補になっていた」
「最後の最後に決断が下されていたし、当然チームにとっては簡単な決断じゃなかっただろうね」とクリエンは加えた。
「交渉中であるため」、カンポスとUSF1でのチャンスについては話せないと語るクリエンだが、チャンスは「限定的」なものだと認めつつ、こう語った。
「実際にチャンスがなくなるまで、F1参戦に向けて戦っていく」
「もう1年リザーブドライバーとして過ごしたら、取り返しのつかないことになるね」