F1でレース中に最低2回のピットストップを行うことが義務付けられるかもしれない。
2010年から2回以上のピットストップを義務付けるルール変更案が話し合われたものの、最近のF1委員会でこれは採用されなかった。
F1委員会は、F1チーム、プロモーター、サプライヤー、スポンサーなどで構成されているが、会議に参加していたロス・ブラウン(メルセデスGP/チーム代表)は「その件については、さまざまな意見があった」と語っている。
今シーズンからレース中の給油が禁止されることから、レース戦略が単純になりすぎるとの懸念もある。
現在のところ、レース中にブリヂストンタイヤの2種類のコンパウンド両方を使用することが義務付けられているため、事実上は最低1回のピットストップが義務になっている。
F1委員会で提案された案は、レース中にどちらかのコンパウンドを2回使うことを義務付けることで、最低2回のピットストップを義務化するものだったとみられる。
ブラウンは2ストップの義務化について、『BBC』へ次のように語った。
「レース戦略がどのように機能するか、少し懸念がある」
「チーム側はレースがどういったものになるのか確認する必要があると思っている。もし望んでいたようなショーを披露できなければ、再検討する必要があるだろう」
「レースがどうなるのかまだ予想することができない。こういった変更を検討するのは、数戦待ったほうがいいだろう」