ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトン(マクラーレン)は、2010年の初テストでフラストレーションを感じていたようだ。
バトンは、チームメートのルイス・ハミルトンよりも7cm身長が高いことから、シートポジションに問題があったようで、テスト開始が遅れていた。
その後、走行を始めたバトンだったが、シートポジションが高すぎるままのテスト開始だったようだ。
結局、バトンが記録したベストタイムはテスト全体での10番手となり、チームメートのハミルトンにも差をつけられている。
「1回目のテストはいつも、コックピット内の環境やチームに慣れて、いろいろなチェックをするためのものなんだ」とバトンはテスト後に語っていた。
またバトンは、マクラーレンの新車が「最高な」クルマだと認めず、こう話している。
「それを認める前に、理解すべきこと、取り組むべきことがたくさんあるよ」
さらにバトンは、バレンシアテストでのフェラーリの圧倒的な強さについても次のようなコメントを残した。
「フェラーリは速いけど、どれくらい速いのかは分からない。あのタイムを出した時、彼らがどれくらいの燃料を搭載していたのか分からないからね」