ウィリアムズのサム・マイケル(テクニカルディレクター)は、ダブルディフューザーの合法性に関する論争が再燃するとの懸念を退けた。
FIA(国際自動車連盟)は、論争の的となったこの空力処理を2011年から禁止することに決めているが、すでに発表されている2010年型車は大胆な解釈のもとで設計されたダブルディフューザーが搭載されている。
先週に行った新車発表でフェラーリのアルド・コスタ(テクニカルディレクター)は、少なくとも1チームのディフューザーの合法性が、「ギリギリな状態」であるとの見解を示していた。
だがその翌日には、マクラーレンのエンジニアリングディレクターであるパディ・ロウが、ディフューザーに関する方向性は、「非常に明確」だと語っている。
「何ができて、何ができないのか。それが今では全員にとって明確な形になっているので、異なったルールの解釈をすることは難しいだろう」とマイケルはテストが行われているバレンシアで語り、さらに続けた。
「ここでは、異なったルール解釈をしているようなディフューザーは見受けられない。大胆な処理はあるが、それも去年と同じ原理を追求したものだ」
「そういった意味では、もしこの問題が再燃すれば驚きだ」