29日(金)に発表されたマクラーレンの2010年型車MP4-25について、ティム・ゴス(MP4-25チーフエンジニア)とパディ・ロウ(エンジニアリングディレクター)が質問に答えている。
Q:MP4-25は昨年のクルマよりも見た目が大幅に変わっていますね。主な変更点は何ですか?
ティム・ゴス(以下、ゴス):昨年にボディー下部のレギュレーションに関する解釈が明確になったことで、2010年型車はフロアで得られる空力のアドバンテージを最大限にすることを目的に設計された。
ゴス:このレギュレーションの解釈によって、リア部分のレイアウトが変更された。
ゴス:搭載する燃料が増えたため、クルマの全長が去年よりも長くなり、シャシーとボディーワークの高さを下げた。また、KERS(運動エネルギー回生システム)がなくなったことで、内部のレイアウトや重量配分が自由になった。
ゴス:空力的には、去年とは大きく異なっている。
Q:人間的な側面から見て、チームはこの1年で何を学びましたか?
パディ・ロウ(以下、ロウ):チームとして効率的に作業し、成功の中でも、苦難の中でも協力することを学んだと思う。
ロウ:去年はチームの誰もが、株主も、スポンサーも、チーム代表も、マネジメント陣も、夜勤の者であっても、誰も他人を非難しなかったことが最高に素晴らしかったことだと思っている。
ロウ:非常に期待の持てる状態であったし、チーム精神の高さについてよく話していた。
TopNews携帯サイトでは、ゴスとロウのQ&A完全版を掲載しております。ゴスとロウが答えている質問は以下の通り。
Q:2010年のレギュレーション変更で、一番大きなものはレース中の給油禁止です。新車にはどのような影響がありましたか?
Q:レースのスタート時にドライバーは、去年と比べて2倍の燃料を搭載することになります。クルマのハンドリングや、バランスにはどのような影響がありますか?
Q:給油の禁止や、それによるタイヤやバランスへの影響によって、2010年のレースは面白くなると思いますか?
Q:最後に、重要なものになる4回のシーズン前テストでは、何が課題になりますか?
これらの質問へのゴスとロウの答えは、掲載サイトから『マクラーレン新車発表、技術陣Q&A』でご覧いただけます。