ニック・ハイドフェルドがルノーに加入し、2010年もロバート・クビサのチームメートになる可能性がある。ルノーの新チーム代表、エリック・ブーリエが認めた。
新チームを除いた既存F1チームの中でシートが空いているのは、最近にジェニイ・キャピタルへ大部分のチーム株式を売却したルノーのみである。
ブーリエはドイツのウェブサイト『motorsport-total.com』に対し、数人のドライバーが候補になっており、その中には経験豊富なドライバーが2人と、ルーキードライバーが2人含まれていると語った。
「国籍は、まったく関係ない。2人目のドライバーはフランス人かもしれないし、ロシア人かもしれない。中国人の可能性や、ドイツ人、オーストリア人の可能性もある」とブーリエは語っている。
ここでブーリエが言及していたのは、ビタリー・ペトロフ(ロシア)、タン・ホー・ピン(中国)、ハイドフェルド(ドイツ)、クリスチャン・クリエン(オーストリア)のことだとみられる。
また、ハイドフェルドが候補になっているのか質問されたブーリエは、次のように答えていた。
「ノーといえばうそになる」
「だが彼は、長い間ロバートのチームメートだった。問題は、再び彼らがチームメートになることをわれわれが望むかということだ。だが、候補にはなっている」
ブーリエはさらに、スポンサーによって資金を持ち込むドライバーが有利になることも認めている。
「まず、われわれは安定性と倫理を取り戻す必要がある。その次には、スポンサーが必要だ。これらの要素がそろうのを持ち、それから(ドライバーを)決める」とブーリエは加えた。